維持修繕技術を知る
マンション管理に特化した施設
香川県高松市にあるPMアカデミーをご存じだろうか。
受水槽 |
私も2度ほぞ見学させていただいた。
設備機器関連として受水槽(下写真)、専有部給排水、外壁、屋上防水、警報設備などの分野で実際に機器を展示し、内部構造がわかるよう工夫されて、設置、構造、作動、劣化状況などが可視化されている。自分のマンションに設置されている機器を知ることでメンテナンスに関する知見が深まるのではないだろうか。管理組合員や理事会員などマンションに関係する人々は1度は見ておきたい施設である。
パールハンマーで打診体験
特におすすめするのは、外壁タイルを実際にパールハンマーで打診して浮タイルの浮き状態を音の違いで体感できること。
タイルが浮いているのか、モルタルが浮いているかの微妙な音の違いは判断できなくとも、打診することで浮いている状態の音の変化というものを実感することができる。
最初は直接タイルを軽くコンコンと打診するが、慣れてくるとパールハンマーをタイル上に滑らせながら打診していくことができるようになる。転がしていると、ある部分で音の違いに気づく。そこがタイルあるいはモルタルが浮いている場所。
これを楽しいと感じる方は、ぜひホームセンターでパールハンマーを購入して、ご自分のマンションの外壁を打診してもらいたいと思う。(初めは怪しまれるかも😅)
これであなたも立派に外壁タイルの点検者として自主点検の役割を担うことができる、(もっとも幾度と修練を重ねての話ですが)遊び半分で上等。打診方法はYouTubeでも検索すればいくらでも紹介されている。やるなら楽しく覚えましょう。
立場上決して当管理会社のPRすつもりはないが、このようなマンションに特化した施設見学、体験学習するところは全国でもそうは多くない。
その施設が近県で体験できるのであれば理事会あるいは修繕委員単位で見学することも悪くないのではないだろうか。
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