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2022年2月4日金曜日

集会所の有効利用

 集会室の有効利用

 一般的に中規模程度のマンションあるいは団地型のマンションでは、総会、理事会など区分所有者が一同に集まれる集会施設があります。
大規模なマンションでは組合員も多いことから、収容人数のキャパも大きいことでしょう。マンション構造により異なりますが、単棟型のマンションのように建物内に併設しているところもあれば、団地型マンションのように別棟の付属建物として建てられてところもあるでしょう。これだけの空間がありながら、年に1回総会や理事会だけにしか利用していないなんてもったいないと感じるのは住民だけではないはずです。集会所は共用部分であり、住民が等しく利用できる空間で有効利用してこそ活きるものです。規約に集会所の利用制限をかけるのを改め、住民のニーズに応えられるよういろいろなしくみがあっていいのではないでしょうか。

ゆるい空間を創る

 例えば、子育て家族が多いマンションな場合、用済みとなった絵本、児童本などを持ち寄り、小さな図書室にして子供に本に触れる機会を与えると同時に、お母さんたちの子育てのコミュニケーションの場として活用することが考えられることでしょう。
背の低い本棚とその周りに机と椅子を配置すれば、立派な図書室に改修することができます。
本を媒介して子供にいろいろなしかけを考えるのも楽しいのではないでしょうか。
子供を通して、お母さんたちも知り合うことができお互いをよく理解する機会がうまれることになるでしょう。世話好きのお母さんに図書室の運営を任せてもいいかもしれません。

目的は日常のコミュニティ形成

 あるいは、高齢者の拠り所として利用する場も考えられます。
外出する機会もなく、住居に閉じこもりがちになっている高齢者にも集会所にきて楽しむという動機付けがあれば、ふだんの生活に張り合いができるというものです。
例えば、将棋、囲碁などが楽しみながら利用できる公民館のような空間です。お年寄りがぶらっと来て碁にふれているところにぶらっときたお年寄りが仲間に入るという関係。地方の公民館の一室にあるようなゆるい空気感がある空間のイメージです。
誰かに声をかけるわけでなく、ある時間になると高齢者たちが自然と集まるような空間は、ある意味高齢者たちだけのコミュニティを形成しているのかも知れません。
ここから世代間交流を軸に展開していけばコミュニティの本質に近づけるかもわかりません。

日常生活の延長

 なるべく費用をかけることなく、簡素を基本にゆるやかな継続的な運営を図ることができないでしょうか。
イベント的に利用するのではなく、利用者目線で日常の生活の延長にあるようなしかけを探してもいいのではないでしょうか。せっかくの集会所です。有効利用するしかけを組合員からアイデアを募るのも楽しいと思います。
もちろん利用に関する細則などを決めて事故に注意して、安全を考慮したものにしたいです。
皆がいろいろな案を出して合い、ワークショップのように集会所の有効利用を考える専門部会を立ち上げるのも楽しいかもしれません。


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